市町村が合併するときに問題になるのが新しい市町村名でしょう。
今回は「埼玉県さいたま市」のビックリ!!な新市名候補を紹介します。
まぁまず「さいたま市」でもびっくりなんですが💦
ひらがな市町村名は全国に29あるので、まぁよしとしましょう(;^_^A アセアセ・・・
※最初のひらがな市町村は青森県の「むつ市」(1960年)。
前の年に大湊市と田名部市が合併して「大湊田名部市」となっていたが、
長すぎて嫌がられたのか、翌年「むつ市」になった。
極端すぎるぜ…!
※マンガの後に補足・解説を載せています。
ちなみに「サイタマ市」で応募した人は138人、 「なかよ市」は98人、 「大都市」は84人であった。 |
〇「さいたま市」
「さいたま市」より「埼玉市」で応募した人が多かったんですが、
まぁ市民全員で市民投票やったわけでもないので、
2位だった「さいたま市」にしたのはまだ良しとします。
最近話題になったのは山手線の「高輪ゲートウェイ駅」事件(2018年)ですね。
これも新駅名は公募だったのですが、
結果では1位の高輪が8398件、2位の芝浦が4265件に対し、
高輪ゲートウェイは36件(130位)でした。
これは明らかによくないと思います😅
さて、「さいたま市」ですが、
応募があった案から次の5つにしぼられます。
「埼玉市』(公募1位)・『さいたま市』(2位)・『彩都市』(5位)・『さきたま市』(7位)・『関東市』(37位)
「さきたま」というのは、
奈良時代の『万葉集』に「前玉・佐吉多万(さきたま)」と書かれていて、
昔は「さいたま」は「さきたま」と呼ばれていたからです。
その後、各市の代表が集まって話し合いが行われますが、
浦和市・与野市から『さいたま市』、大宮市から『大宮市』が提案されます。
これを「大宮市の乱」(2000年)といいます。
なぜ「乱」なのか!?それは、先ほど「5つにしぼられた」と書きましたが、
その中に「大宮市」はないからなのです!!
大宮市、こりゃーやりましたね!!
3つのうち2つが「さいたま市」と言ったので、
過半数となり、大宮市は敗れ去り「さいたま市」となりました。
でもなんで「埼玉市」じゃなかったんでしょうね。
与野市長は「これしかない」と言っていたそうですが。
いただいた情報によると、
市名が平仮名になったのは、
「埼玉」の由来になった「埼玉(さきたま)」の地名を持ち、
「埼玉(さきたま)古墳群」(稲荷山古墳が有名)を有する、
「埼玉」の発祥の地である行田(ぎょうだ)市は「北埼玉郡」に属しているのですが、
浦和市・与野市・大宮市は「北足立郡」で、
「埼玉」にゆかりがないのに「埼玉市」を名乗るのはおかしい!と
抗議があり、それに配慮したのもあるそうです。
ちなみにその後、「南埼玉郡」に属している岩槻市と合併した(2005年)ので、
「ゆかりがない」という部分はやわらいでいます。
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