社会って面白い!!~マンガでわかる地理・歴史・政治・経済~: ビックリ!!(◎_◎;)さいたま市の新市名候補

2022年8月23日火曜日

ビックリ!!(◎_◎;)さいたま市の新市名候補

 市町村が合併するときに問題になるのが新しい市町村名でしょう。

今回は「埼玉県さいたま市」のビックリ!!な新市名候補を紹介します。

まぁまず「さいたま市」でもびっくりなんですが💦

ひらがな市町村名は全国に29あるので、まぁよしとしましょう(;^_^A アセアセ・・・

※最初のひらがな市町村は青森県の「むつ市」(1960年)。

前の年に大湊市と田名部市が合併して「大湊田名部市」となっていたが、

長すぎて嫌がられたのか、翌年「むつ市」になった。

極端すぎるぜ…!

※マンガの後に補足・解説を載せています。


ちなみに「サイタマ市」で応募した人は138人、
「なかよ市」は98人、
「大都市」は84人であった。

〇「さいたま市」

「さいたま市」より「埼玉市」で応募した人が多かったんですが、

まぁ市民全員で市民投票やったわけでもないので、

2位だった「さいたま市」にしたのはまだ良しとします。

最近話題になったのは山手線の「高輪ゲートウェイ駅」事件(2018年)ですね。

これも新駅名は公募だったのですが、

結果では1位の高輪が8398件、2位の芝浦が4265件に対し、

高輪ゲートウェイは36件(130位)でした。

これは明らかによくないと思います😅

さて、「さいたま市」ですが、

応募があった案から次の5つにしぼられます。

「埼玉市』(公募1位)・『さいたま市』(2位)・『彩都市』(5位)・『さきたま市』(7位)・『関東市』(37位)

「さきたま」というのは、

奈良時代の『万葉集』に「前玉・佐吉多万(さきたま)」と書かれていて、

昔は「さいたま」は「さきたま」と呼ばれていたからです。

その後、各市の代表が集まって話し合いが行われますが、

浦和市・与野市から『さいたま市』、大宮市から『大宮市』が提案されます。

これを「大宮市の乱」(2000年)といいます。

なぜ「乱」なのか!?それは、先ほど「5つにしぼられた」と書きましたが、

その中に「大宮市」はないからなのです!!

大宮市、こりゃーやりましたね!!

3つのうち2つが「さいたま市」と言ったので、

過半数となり、大宮市は敗れ去り「さいたま市」となりました。

でもなんで「埼玉市」じゃなかったんでしょうね。

与野市長は「これしかない」と言っていたそうですが。

いただいた情報によると、

市名が平仮名になったのは、

「埼玉」の由来になった「埼玉(さきたま)」の地名を持ち、

「埼玉(さきたま)古墳群」稲荷山古墳が有名)を有する、

「埼玉」の発祥の地である行田(ぎょうだ)「北埼玉郡」に属しているのですが、

浦和市・与野市・大宮市は「北足立郡」で、

「埼玉」にゆかりがないのに「埼玉市」を名乗るのはおかしい!

抗議があり、それに配慮したのもあるそうです。

ちなみにその後、「南埼玉郡」に属している岩槻市と合併した(2005年)ので、

「ゆかりがない」という部分はやわらいでいます。

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