あけましておめでとうございます!!😆🎊
あっという間に2023年となりましたね~💦
時が経つのは本当にはやい…(-_-;)
お正月といえば初夢!
皆さんは初夢は見たでしょうか??😋
初夢といえば、見ると縁起がいいと言われているものに、
「一富士二鷹三茄子」がありますね!🗻
しかし、富士山は縁起がいいのはなんとなくわかりますが、
残りの2つはよくわかりませんよね💦
今回は、「一富士…」の由来を調べてみました!!😆
※マンガの後に補足・解説を載せています♪
〇徳川家康と促成栽培
「一富士二鷹三茄子」は、百井塘雨(?~1794年)が全国を巡ってまとめた、
『笈埃随筆(きゅうあいずいひつ)』に書かれているそうなので、
(warakuwebより)
江戸時代中期頃にはすでにあったようです。
その由来はいろいろありまして、
富士は「無事」、鷹は「高い」、茄子は「成す」を意味し、縁起のいいものを並べたとする説や、
駿河国(静岡県)で日本一の物を並べた(富士山は一番高い山、鷹は日本で一番の種[という]、茄子も一番おいしい[とされる])という説があります。
他にも、「一富士二鷹三茄子」は徳川家康と関係があるという説…があります(おそらく創作とは思いますが…💦)
今回はこの説を取り上げてみようと思います(;^_^A
徳川家康は晩年、征夷大将軍を引退して大御所となると、
1607年に駿河国の駿府城を修築してここに移り住みます(ここで1616年に亡くなっています)。
徳川家康は、側室に隠居場所としてなぜ駿府を選んだのか、と聞かれたときに、
「まず日本一の名山があり、2つ目に鷹狩の地として適している。3つ目に、とても美味しい茄子の産地であり、しかも他の地域よりも早く食べられる」と言ったそうな(静岡・浜松・伊豆情報局より)。
静岡は、鎌倉時代にも、源頼朝の巻狩りの地(御殿場市・裾野市・富士宮市)として選ばれており、
狩りを行うのに絶好の地とされてきました。
(駿府城からは40km~70kmほど離れており、歩いて9時間~15時間ほどもかかりますが(;^_^A)
また、名産の茄子ですが、「折戸なす」という丸っこい茄子が名産なのだとか。
(しかし、茄子の生産ランキングで、静岡県は圏外で、生産量は40位以下となっています…💦)
静岡市に、駿河湾に向けて飛び出た三保半島がありますが、
その砂地で栽培されたのが発祥と言われているそうです。
静岡県は温暖な地であるということは、1614年に書かれた『供奉記』にも書かれているそうです(冬が温かく、老人が過ごしやすいと書かれているとか。これも隠居の地としてふさわしいですよね)。
その温暖な気候を生かして、江戸時代から、茄子の促成栽培がおこなわれていたそうです。
静岡県の1月の平均気温は、6.7℃で、なんと全国5位!
1位~12位は、静岡県を除いて近畿・中国四国・九州と、日本南部に属する地方にある都道府県なので、静岡県の暖かさは際立っています。
しかもポイントは、大消費地である江戸(東京)に近いという点!
温暖な冬を生かして、野菜を栽培しない手はありません!!(野菜生産量は現在14位とそこまで高くありませんが…💦)
静岡市が温かい理由は、海の近くで、その海には暖流の黒潮が流れているということと、
周辺に山が多く山に囲まれており、冷たい風が吹きこみにくいことがあるそうです。
江戸っ子は「初物」が好きでした。その年で一番早く取れた野菜やら魚やらを食べたがったのです(初物を食べると75日長生きするといわれていたそうです)。
しかし茄子は夏野菜です。少しでも早く食べて周りに自慢したい江戸っ子の要望に応えるには、相当な努力が必要です(◎_◎;)
そこで実施されたのは、地面に生ごみ・わら・落ち葉を敷きつめて、発酵時に出る熱に、炭火を炊いたときに出る熱を加え、油障子(雨を防ぐために油紙を貼った障子)で囲って熱が逃げるのを防ぐ、という江戸版ビニールハウスともいうべき方法でした💦
これだけ手間暇をかけたので、それは値段が張ります。
正月に出された茄子は、サイズは大きくないのに、1つ1両(3~5万円)ほどもしたそうです💦
一説には、徳川家康は正月の茄子の値段を聞いて、
「正月の駿河で高いものは、一に富士、二に愛鷹山(あしたかやま。1504m。静岡県では43位だが、駿府城から見える山で二番目に高い、ということだろうか)、三に茄子だな」と言ったのだとか。
この説だと、鷹は鳥ではなく、愛鷹山ということになっていますね。
真実の所はわかりませんが、
「一富士二鷹三茄子」から、徳川家康のこと、静岡県の事こと、促成栽培のことが学べるという話でした(;^_^A
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