2023年2月28日、厚生労働省が
2022年の出生数が80万人を割った、と発表しました。
これはどのくらいビックリなのか?
それについて見ていこうと思います😨
※マンガの後に補足・解説を載せています♪
〇出生数80万人割れ
2017年の国の予測では、出生数が80万人を割るのは2033年だと考えられていました。
それが11年も早まったわけですから、少子化のスピードは急激になってきていることがわかります💦
しかし、国は出生数の低下の速度が著しい場合は、
2021年には80万人を割るだろう、とも予測していたので、
悪い予測がほぼあたっていたわけです。
つまり、何も手を打たないと2021年には80万人を切ってしまいますよ、
と言っていたわけで、
国は何もできなかった、ということになります。
ここ30年で子ども支援予算は7倍になっているそうですが、
ただのバラマキになっているだけで、効果的にお金を使えていなかったことがわかります。
(お金の無駄遣い…)
国は「異次元の少子化対策」を行うと宣言しており、
3月末までには具体的な方針が示される予定ですが、どうでしょうね…。
若者の話なのに、国会議員は若者少ないですし、そもそも女性全然いませんし。
これからのことを考えるなら、もっと若者や女性が国会議員になれるようにしなければなりません。
世代交代、これがまず行うべきことでは…??
少子化の理由については、別の機会に取り上げようと思っているので
詳しくは触れませんが、
晩婚化・未婚化などが原因といわれていますが、
「結婚したいけどできない」
「子どもを産みたいけど厳しい」
「そもそも結婚したくない」
…この3つの理由に大別されると思います。
3つ目の理由は個人の自由なのでいいとして、
1つ目・2つ目の「したいけどできない」を、
できるようにしなければいけないと思います。
高知県で最も出生数が少なかった市である室戸市は、
2016年は出生数が58人でしたが、その後、
2017年…50人
2018年…50人
2019年…46人
2020年…41人
2021年…29人
2021年にガクンと下がり、2022年は39人と戻ったものの、低下傾向は変わっていません。
室戸市には、
「室戸市すこやか子育て祝金」があり、
1子目:5万円
2子目:10万円
3子目以降:30万円
…のお祝い金が支給されるそうです(ただし、出生3か月前から室戸市に住民票があり、現に居住していること。今後も室戸市で子育てしていく意思があること)。
他に、
・室戸市産後ケア事業
…産後のお母さんの心身のケアを目的に、助産師等が訪問し、育児相談や授乳指導が受けられる(無料)
・室戸の赤ちゃんスターターキット事業
…妊娠後期にはご自宅へ訪問し、ニーズに合わせたアドバイスを行うとともに子育てグッズ(ミルク、携帯用哺乳びん、紙おむつ、おしり拭き、肌着、地域のげんきクラブによる手作りスタイなど)をプレゼント。
などの事業も行っているのですが、なかなか功を奏していません。
山口県美祢市は、人口(21960人)のわりに非常に出生数(58人)が少ない市ですが、
美祢市では、
・出産ごとに42万円を支給
・中学生まで児童手当を支給
…中学生の場合、1月につき1万円の給付
・出産時タクシー助成制度
…出産緊急時に利用したタクシー代(1万円を上限。行きのみ)を支給
など、お金の面でけっこう手厚いのですが、
2014年…135人
2015年…113人
2016年…110人
2017年…91人
2018年…93人
2019年…73人
2020年…86人
2021年…68人
2022年…58人
…と、低下傾向が止まりません。
もらえるお金が足りないのか、出産はお金だけではないのか…。
たぶん両方なんでしょうが、
ふるさと納税のように、
これからは各地方自治体でアピール合戦を行って、子どもを産みたい夫婦の熾烈な取り合いが起こっていくのではないでしょうか。
いかに住みたい・子どもを育てたい場所だと思ってもらえるか、
会社と同じように、地方自治体も生き残りのために魅力・独自性を発信していかなければならないと思いますが、
それは子どもを産み育てたい夫婦にとっても、地方自治体にとっても、(ふるさと納税よりも)winーwinな結果になるので、頑張ってほしいところだと思います🔥
⇩各都道府県の出生数が一番少ない市の一覧
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