東ヨーロッパの国、ポーランドは、
1795年に周囲の3カ国に分割されて、1918年まで滅びてしまっていた時期があります。
ポーランドはなぜ滅びることになったのか。
ポーランドが滅びたことは、明治時代の日本人たちにも影響を与え、
同じような道を歩まぬように反面教師とされていきます。
ポーランド滅亡は決して遠い過去の話ではなく、
現在でも起こりうることです。
その原因について学ばなければいけません。
※マンガの後に補足・解説を載せています。
〇木戸孝允、ポーランド滅亡を語る
木戸孝允(1833~1877年)は1871年12月より、1873年9月まで、岩倉使節団の一員として欧米を回りました。
帰国後の10月、木戸孝允は演説をしましたが、その際にポーランド滅亡について触れ、日本に警鐘を鳴らしています。
「…私は汽車に乗ってプロイセンからロシアに行くときに、悲しい笛の音色を聞いて目が覚めた。ガラス窓を開けると、ポーランドの住民がお金をめぐんでくれるように願っているのだった。私はポーランドの栄えていたときを思い、涙が流れるのを止めることができなかった。…」
原文:(…予火車に駕し、普より魯に行く、一暁悲笳耳に徹し、残夢たちまち破る、起ちて玻璃窓を推せばホーランドにして、土人の旅客に銭を乞うものなり、よってその盛時を追想し、涙禁ぜざるものこれを久しうす…)
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