2023年5月9日、ロシアで対独戦勝記念日の式典が行われ、
そこでプーチン大統領が演説をしました。
その演説の全文がUHB 北海道文化放送のネット記事で紹介されていたので、
(↑ネット記事へとリンクしています。写真なども豊富に載っていますので、ぜひ一度ご覧ください🥺)
それを引用させていただきます。
「尊敬するロシア国民よ!
親愛なる退役軍人の皆さま!
ロシアの兵士、水兵、軍曹、下士官、中尉、准尉! 将校、将軍、提督!
特別軍事作戦の参加する兵士、指揮官!
戦勝記念日、おめでとう。
この日は、祖国を守りながら、その名をはせ、不滅の存在となった我々の父、祖父、曽祖父をたたえる日だ。
彼らは、計り知れない勇気と多大な犠牲を払い、人類をナチズムから救った。
今日、文明は再び重要な転換点を迎えている。祖国に対して再び真の戦争を仕掛けられたが、我々は国際テロを撃退し、ドンバスの住民を守り、安全を確保した。
我々にとって、ロシアにとって、西にも東にも非友好的で敵対的な民族は存在しない。この地球上の大多数の人々と同様に、我々も平和で、自由で、安定した未来を望んでいる。
我々は、自国が他国よりも優れているイデオロギーは反感を買い、嫌悪すべき犯罪的なもので危険だと確信している。
欧米は世界を征服しようとしたナチスの狂気が何をもたらしたかを忘れているようだ。この怪物的な完全悪を打ち破ったのは誰か、祖国のために立ち上がり、ヨーロッパの人々の解放のために命を惜しまなかったのは誰かを、彼らは忘れてしまったのだ。
我々は、多くの国でソ連兵や偉大な指揮官の記念碑が無慈悲かつ無惨にも破壊され、ナチスとその協力者が再びあがめられている。
本物の英雄たちの記憶が消し去られ、ゆがめられている様子を目の当たりにしている。
勝利という偉業を果たした世代の犠牲者を冒涜(ぼうとく)することは犯罪以外の何ものでもない。
世界中からネオナチ崩れのゴロつきを集め、ロシアに対する新たな敵対キャンペーンを皮肉的かつ公然と準備すること、これは彼らのあからさまな仕返しだ。
彼らの国的に、新しいものはない。我が国を崩壊・消滅させ、第二次世界大戦の結果を覆すことで、国際的な安全保障とシステムを決定的に破壊し、各国の主権を絞めつけることだ。
彼らの過剰な野心、傲慢(ごうまん)さ、手段を選ばないやり方は、必然的に悲劇を招く。これこそが、ウクライナ国民が現在直面している悲劇の理由だ。
ウクライナ国民は、欧米という支配者、犯罪政権によるクーデターとの人質となり、残酷で利己的な計画を実行するための交渉材料にもさせられている。
我々ロシア人にとって、祖国を守った人々の記憶は神聖なものであり、我々は、その記憶を心に刻んでいる。我々はナチズムと勇敢に戦った権力への抵抗(レジスタンス)した兵士たち、アメリカ、イギリス、その他の国の連合軍の兵士に敬意を表する。
また、我々は日本の軍国主義との戦いにおける中国の戦士たちの武勲にも敬意を表する。
私は共通の脅威との戦いにおいて、連帯とパートナーシップを築いた経験は、我々のかけがえのない財産であると確信している。
信頼と決して損なわれてはならない安全保障、すべての国、民族が独創的に、かつ、自由に発展する平等な権利という大原則に基づき、より公正な多極化世界へ向けた不可逆的な動きが勢いを増している今、それは確固たる支柱となる。
今日、独立国家共同体の首脳が、ここモスクワに集まったことは、非常に重要なことだ。私は、我々の祖先の武勲に対する感謝の表れだと考えている。
ソ連の民族はともに戦い、ともに勝利した。ソ連のすべての国民が、共通の勝利に貢献した。
我々は、このことを決して忘れてはならない。戦争によって命を奪われた、すべての人々、息子、娘、父親、母親、祖父、夫、妻、兄弟、姉妹、親族、友人をしのび、我々はこうべを垂れます。
ここで1分間の黙祷。
(1分間の黙祷)
尊敬するロシア国民よ!
祖国の運命を左右する戦いは、常に国家的、民族的、神聖なものになった。我々は祖先の教訓に従い、その軍事的、労働的、道徳的業績の高みにふさわしいとはどういうことなのか、深く、はっきりと理解している。
我々は、特別軍事作戦に参加した人、最前線で戦っている人、銃撃の中で前線を守っている人、負傷者を救っている人、すべてを誇りに思う。戦闘における皆さんの任務ほど、重要な大義はない。
我が国の安全、国家・国民の未来は、あなた方にかかっている。
あなた方は名誉ある軍務を果たし、ロシアのために戦っている。
あなた方の家族、子どもたち、友人たちは、あなたの後ろについている。彼らはあなたを待っている。
あなた方は、彼らの限りない愛情を感じていると確信している。
ロシア全体が我々の英雄を支援するため、一つに団結している。誰もがあなたのために祈り、協力する準備ができている。
同志よ! 友よ! 親愛なる退役軍人の皆さま!
今日、ロシアのすべての家族が大祖国戦争の退役軍人をたたえ、親族や英雄をしのび、戦勝記念碑に花を手向ける。
今、我々が立っている赤の広場は、英雄ユーリ・ドルゴルーキーとドミトリー・ドンスコイ、ミーニンとポジャルスキー、ピョートル大帝やクトゥーゾフ将軍の兵士、1941年と1945年のパレードにちなんだ場所だ。
今日、特別軍事作戦の参加者は、軍隊の幹部、部分動員で軍隊に加わった人、ルハンスクとドネツクの人民共和国軍の兵士、多くの義勇兵、ロシア国家親衛隊、内務省、ロシア連邦保安庁、非常事態省、その他の特殊サービスや機関の職員だ。
友人諸君に告ぐ!
戦場でロシアのために戦っている、今、この瞬間も任務に就いているすべての人々に敬意を表する。
大祖国戦争の間、我々の英雄的な祖先は、我々の団結ほど強く、強力で信頼できるものはないことを証明した。
祖国への愛ほど強いものはこの世に存在しない。
母国ロシアのために!
勇敢なる我が軍のために!
勝利のために!
ウラー!(万歳!)」
…演説の内容を見て、どのように思われたでしょうか?
きれいごとかもしれませんが、
力で物事が解決する時代であってほしくない、と思います。
きれいごとかもしれませんが、
正義が報われるような世界であってほしい、と思います。
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